⇒ウォルマートには金融サービスの「ウォルマート・マネーセンター(Wal-Mart MoneyCenter)」があります。クレジットカードをもたず、一般の銀行に口座も開設できない低所得層から、スマートフォンを頻繁に使う若い層をターゲットに、手数料を低く抑えて小切手の換金等、金融サービスを提供しています。ウォルマートのシームレスショッピングとは、口座も持てない人に対しても決済を含めた手間を最小限にするシームレス化を行おうとしているのです。給与の小切手をウォルマート・マネーセンターで換金する際、一部をプリペイド方式のデビッドカードにしてもらい、もしくはウォルマートペイにすることで、スーパーセンター等でシームレスに買い物をしてもらおうとしているのです。で、ワンタップでセービングキャッチャーまでできるようにしています。またウォルマートのオンラインストアで購入時の支払いをお店で現金で行う「ペイ・ウィズ・キャッシュ(Pay with Cash)」もシームレス化の一環です。 銀行口座を持てない低所得者層がウォルマートペイなどを利用するようになればさらに売上が伸びるというわけです。
アメリカで銀行口座を持てない消費者が40%に拡大・・・貧困層を狙うウォルマートの戦略
http://blogos.com/article/180019/
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ウォルマートCEOのダグ・マクミラン氏は先日、向こう3年で売上高を最大12%増やす「強気の目標」を明かしました。ウォルマートの昨年度の売上高は4,820億ドルでしたが、これに450億ドル?600億ドルを追加するとしているのです。昨年度の売上は前年より0.7%減少し、ウォルマートとしては初の減収となりました。この減収後に、3年間で最大12%の成長目標に対しては懐疑的な見方が多いです。が、マクミラン氏は厳しい競争環境を挙げながらも、中国ではまだ成長できるとみているのですね。一方でアメリカ国内に目を向けると、シームレスショッピングではまだ成長機会があるとみています。ウォルマートはオムニチャネル・リテーリングと言う言葉を使っていません。オムニチャネルとは「いつでも、どこでも、顧客が好きな時に注文ができ、好きな時に都合のよい場所で注文したモノを受け取ることができること」です。この考えでは、ウォルマートの顧客には不十分なんです。
⇒オムニチャネルはモノの流れとなる販路しか考えていません。オムニチャネルでは支払い方法がシームレスとはいえないのです。オムニチャネルの支払い方法は主にクレジットカードやデビットカードで支払うことが前提として含まれています。しかし、アメリカの貧困層ではクレジットカードやデビッドカードを持っていない人が少なくないのです。連邦預金保険公社(FDIC)の調査によると、驚くなかれ18歳以上の消費者の40%!が、銀行に当座・普通預金口座を持っていない「アンバンクド(Unbanked)」層です。この層が2008年からなんと4倍以上に膨れ上がっているのです。見方を換えれば、銀行口座を持ってない人が急増していることで、クレジットカードやデビッドカードを利用できない人も急増していることを意味します。
つまりアマゾンなどオンラインストアでモノを買いたくてもカードを持っていないので買えない人が増えていることになるのです。で、ウォルマートの顧客層はまさにウアンバンクドと被るのです。
⇒ウォルマートには金融サービスの「ウォルマート・マネーセンター(Wal-Mart MoneyCenter)」があります。クレジットカードをもたず、一般の銀行に口座も開設できない低所得層から、スマートフォンを頻繁に使う若い層をターゲットに、手数料を低く抑えて小切手の換金等、金融サービスを提供しています。ウォルマートのシームレスショッピングとは、口座も持てない人に対しても決済を含めた手間を最小限にするシームレス化を行おうとしているのです。給与の小切手をウォルマート・マネーセンターで換金する際、一部をプリペイド方式のデビッドカードにしてもらい、もしくはウォルマートペイにすることで、スーパーセンター等でシームレスに買い物をしてもらおうとしているのです。で、ワンタップでセービングキャッチャーまでできるようにしています。またウォルマートのオンラインストアで購入時の支払いをお店で現金で行う「ペイ・ウィズ・キャッシュ(Pay with Cash)」もシームレス化の一環です。
銀行口座を持てない低所得者層がウォルマートペイなどを利用するようになればさらに売上が伸びるというわけです。