2017/3/20 07:00神戸新聞NEXT天空の城、ドローン目撃後絶たず 落下で損傷懸念 兵庫県朝来市和田山町竹田の国史跡・竹田城跡周辺で、市が飛行を禁じている小型無人機「ドローン」の目撃が後を絶たない。風にあおられて墜落したことも。史跡を傷つけたり、事故になったりする恐れがあり、市は看板を設置するなどして、ドローンを飛ばさないよう呼び掛けている。(長谷部崇) 2015年11月、大阪市西成区の男性が飛ばしたドローンが、城跡の西約30メートルの林に落下。直径約40センチ、重さ2キロ弱の機体は、高さ約25メートルの枝に引っかかった。朝来市竹田城課は男性に回収を要請したが、別の業者が撤去するまで1年以上放置されたままだった。 15年12月の改正航空法施行でドローンの飛行が規制されたが、昨年夏、外国人旅行者のグループが天守台からドローンを飛ばし、城跡に落ちた。けが人はなかったが、市はグループに厳重注意。城跡内4カ所に「ドローン禁止」の看板を設置した。 しかし、その後も城跡内や約1キロ南東の観光駐車場などからドローンを飛ばすケースが相次ぐ。城跡の麓に住む和田山観光ボランティアガイドの上山哲生会長(65)は今年に入り、夜にパイロットランプを光らせ、飛行する機体を2度目撃。「石垣のライトアップを撮影しようと、麓の町から飛ばしたのでは」と推測する。 3次元測量などでドローンを活用する建設コンサルタント会社社長の川見元さん(38)=朝来市=は「竹田城跡は周囲に遮る物がないため、吹き上げる風が強く、プロでも操縦は難しい」と話す。 朝来市は石垣の状態を記録するため、閉山中の2月、ドローンによる撮影を同社に依頼。同社は大阪市西成区の男性が落としたドローンを回収した。 川見社長は「落下でバッテリーが損傷すれば山火事を引き起こす恐れもある」と指摘。「ドローンは『空飛ぶ危険物』。多くの人が訪れる史跡での事故は取り返しがつかない」と警告する。https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0010016332.shtml
2017/3/20 07:00神戸新聞NEXT
天空の城、ドローン目撃後絶たず 落下で損傷懸念
兵庫県朝来市和田山町竹田の国史跡・竹田城跡周辺で、市が飛行を禁じている小型無人機「ドローン」の目撃が後を絶たない。風にあおられて墜落したことも。史跡を傷つけたり、事故になったりする恐れがあり、市は看板を設置するなどして、ドローンを飛ばさないよう呼び掛けている。(長谷部崇)
2015年11月、大阪市西成区の男性が飛ばしたドローンが、城跡の西約30メートルの林に落下。直径約40センチ、重さ2キロ弱の機体は、高さ約25メートルの枝に引っかかった。朝来市竹田城課は男性に回収を要請したが、別の業者が撤去するまで1年以上放置されたままだった。
15年12月の改正航空法施行でドローンの飛行が規制されたが、昨年夏、外国人旅行者のグループが天守台からドローンを飛ばし、城跡に落ちた。けが人はなかったが、市はグループに厳重注意。城跡内4カ所に「ドローン禁止」の看板を設置した。
しかし、その後も城跡内や約1キロ南東の観光駐車場などからドローンを飛ばすケースが相次ぐ。城跡の麓に住む和田山観光ボランティアガイドの上山哲生会長(65)は今年に入り、夜にパイロットランプを光らせ、飛行する機体を2度目撃。「石垣のライトアップを撮影しようと、麓の町から飛ばしたのでは」と推測する。
3次元測量などでドローンを活用する建設コンサルタント会社社長の川見元さん(38)=朝来市=は「竹田城跡は周囲に遮る物がないため、吹き上げる風が強く、プロでも操縦は難しい」と話す。
朝来市は石垣の状態を記録するため、閉山中の2月、ドローンによる撮影を同社に依頼。同社は大阪市西成区の男性が落としたドローンを回収した。
川見社長は「落下でバッテリーが損傷すれば山火事を引き起こす恐れもある」と指摘。「ドローンは『空飛ぶ危険物』。多くの人が訪れる史跡での事故は取り返しがつかない」と警告する。
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0010016332.shtml