【農業】おにぎりが小さくなった!? 「業務用米」が不足する理由に交付金制度 炊飯メーカーに広がる不安おにぎりが小さくなった!? 「業務用米」が不足する理由 dot.:2017.9.10 07:00 https://dot.asahi.com/wa/2017090700028.html 店頭のおにぎりが小さくなったと話題だが、確かに以前よりコメの量が少なくなったようにも感じる……。 本当に小さくなったのか。おにぎりや寿司を製造する炊飯メーカーの広報担当に聞いた。 「価格を据え置くために、海苔や具材の見直しを含め、おにぎりのお米の量を減らすことを検討し、新たに規格を変更した商品を4月から販売しています」 規格を変更……。コメの量が減ったのは、「業務用米」が不足しているからだ。 コメには、おおまかに「家庭用米」「業務用米」「飼料用米」の3種類があり、外食などに使われるのが業務用米だ。 農林水産省によれば、コメの総消費量は年々減少傾向にあるが、外食などでのコメの消費量の割合は増えている。 なぜ不足しているのか。背景にあるのが飼料用米への転作を助成する交付金制度だ。 秋田県のコメ農家の男性(56)は言う。 「農地10アール当たり最大で10万5千円の補助金が受けられる。雑収入なので消費税がかからない」 転作のメリットは補助金だけではない。 主食用米と比べ、栽培に手間がかからない。 農機具を新たに購入する必要もなく、防除の頻度も少ない。 飼料用米の栽培を請け負う農業者に任せている農家もあるという。 2018年の減反政策の廃止が決定したが、飼料用米への転作助成は継続。この2年で3倍近く伸びている飼料用米の作付面積はさらに大きくなるだろう。 メーカーには不安が広がる。先の広報担当はこう語る。 「業務用米の不足による大幅な値上がりで、原料米全体における平均仕入れ価格が、ここ2年で2割ほど上昇しています。現行の制度が維持されたままだと、業務用米を作る農家が減少していくでしょう」 ※週刊朝日 2017年9月15日号より抜粋
【農業】おにぎりが小さくなった!? 「業務用米」が不足する理由に交付金制度 炊飯メーカーに広がる不安
おにぎりが小さくなった!? 「業務用米」が不足する理由
dot.:2017.9.10 07:00
https://dot.asahi.com/wa/2017090700028.html
店頭のおにぎりが小さくなったと話題だが、確かに以前よりコメの量が少なくなったようにも感じる……。
本当に小さくなったのか。おにぎりや寿司を製造する炊飯メーカーの広報担当に聞いた。
「価格を据え置くために、海苔や具材の見直しを含め、おにぎりのお米の量を減らすことを検討し、新たに規格を変更した商品を4月から販売しています」
規格を変更……。コメの量が減ったのは、「業務用米」が不足しているからだ。
コメには、おおまかに「家庭用米」「業務用米」「飼料用米」の3種類があり、外食などに使われるのが業務用米だ。
農林水産省によれば、コメの総消費量は年々減少傾向にあるが、外食などでのコメの消費量の割合は増えている。
なぜ不足しているのか。背景にあるのが飼料用米への転作を助成する交付金制度だ。
秋田県のコメ農家の男性(56)は言う。
「農地10アール当たり最大で10万5千円の補助金が受けられる。雑収入なので消費税がかからない」
転作のメリットは補助金だけではない。
主食用米と比べ、栽培に手間がかからない。
農機具を新たに購入する必要もなく、防除の頻度も少ない。
飼料用米の栽培を請け負う農業者に任せている農家もあるという。
2018年の減反政策の廃止が決定したが、飼料用米への転作助成は継続。この2年で3倍近く伸びている飼料用米の作付面積はさらに大きくなるだろう。
メーカーには不安が広がる。先の広報担当はこう語る。
「業務用米の不足による大幅な値上がりで、原料米全体における平均仕入れ価格が、ここ2年で2割ほど上昇しています。現行の制度が維持されたままだと、業務用米を作る農家が減少していくでしょう」
※週刊朝日 2017年9月15日号より抜粋