“アマゾンビ”――制限時間以内に商品を探しださないと罰を与えられるネット通販Amazonの舞台裏◆アマゾンビ。時間以内に商品を探しださないと罰を与えられるネット通販Amazonの舞台裏(スコットランド調査)かねてからブラックと噂されているネット通販の最大手アマゾン(Amazon)だが、クリスマス商戦に応じるスタッフの非人間的な扱いがで批判されているという。配送センターのスタッフはオンラインで注文された品々をお届けするために、時間と戦う罰ゲーム的な作業に追われ、失敗すれば懲罰が与えられるという。クリスマス商戦中で山積みとなった商品が詰め込まれた倉庫内で、彼らは、”ガン”と名付けられたピッキング用携帯デバイスのビープ音に、支配されたストレスフルな環境で働いている。ブラックフライデーという最繁忙期の間のスコットランド、ゴウロックの発送センター内で、メールオンラインのスタッフが作業員として潜入し、調査を行ったところ、労働者から次のような声が集まったという。・どの作業も容赦ない時間目標が設定され、クリアできなければペナルティを与えられる・トイレ休憩が長いと見なされればペナルティが与えられる・時給は最低賃金をわずかに上回る7.35ポンド(約1,060円)。・スタッフは強制的に残業や休日出勤を強いられるうえ、シフト変更が突然知らされる・携帯スキャナーによる居場所の追跡、CCTVカメラによる監視、 空港並みのセキュリティチェックなどによって不信や猜疑心が蔓延している・毎日最大22キロ歩き、足の裏に水ぶくれができる労働者も多い◇何も考えられずゾンビのように働く、アマゾンビ数千ものスタッフが就く仕事の一つ、“ピッカー”という業務では、棚に置かれた商品を集めて、顧客に発送しなければならない。潜入したメールオンラインのスタッフは、アマゾンの巨大な倉庫の中で1日11時半作業を9日間続けたそうだ。スタッフの1人は、「スキャナーにこき使われて、次の棚番号以外何も考えない……それがすべて」と語る。また別のスタッフは、「仕事が始まれば脳は置いていく。ゾンビそのまま」と証言する。◇Amazon側は安全でポジティブな職場を提供していると主張職場環境について、アマゾンは「安全でポジティブな職場」を提供していると反論する。スタッフの安全と福祉こそが最優先事項であり、そうした環境だからこそ大勢の人が働きにくると話す。クリスマス商戦には残業をしてもらい、それができない人には例外的な措置もあるが、スタッフからの残業できない旨の要請はすべて受理されているという。しかし労働組合会議のフランシス・オグラディ事務総長は、この件について、「スタッフは機械ではなく、人間として扱われるべき」と発言し、こうした管理体制が人々から尊厳を奪う文化を作っていることに対して懸念を表明している。職場では相応の給与と環境が与えられるべきで、トイレに行かせないための監視や懲罰による脅しは相応しくないと述べる。今回の調査は、同社の過酷な労働環境に関する不満や、イギリスへの納税を、可能な限り抑えるために国際的な立場を利用しているという批判を受けてなされたものだ。 つづく
“アマゾンビ”――制限時間以内に商品を探しださないと罰を与えられるネット通販Amazonの舞台裏
◆アマゾンビ。時間以内に商品を探しださないと罰を与えられるネット通販Amazonの舞台裏(スコットランド調査)
かねてからブラックと噂されているネット通販の最大手アマゾン(Amazon)だが、
クリスマス商戦に応じるスタッフの非人間的な扱いがで批判されているという。
配送センターのスタッフはオンラインで注文された品々をお届けするために、
時間と戦う罰ゲーム的な作業に追われ、失敗すれば懲罰が与えられるという。
クリスマス商戦中で山積みとなった商品が詰め込まれた倉庫内で、
彼らは、”ガン”と名付けられたピッキング用携帯デバイスのビープ音に、
支配されたストレスフルな環境で働いている。
ブラックフライデーという最繁忙期の間のスコットランド、ゴウロックの発送センター内で、
メールオンラインのスタッフが作業員として潜入し、調査を行ったところ、
労働者から次のような声が集まったという。
・どの作業も容赦ない時間目標が設定され、クリアできなければペナルティを与えられる
・トイレ休憩が長いと見なされればペナルティが与えられる
・時給は最低賃金をわずかに上回る7.35ポンド(約1,060円)。
・スタッフは強制的に残業や休日出勤を強いられるうえ、シフト変更が突然知らされる
・携帯スキャナーによる居場所の追跡、CCTVカメラによる監視、
空港並みのセキュリティチェックなどによって不信や猜疑心が蔓延している
・毎日最大22キロ歩き、足の裏に水ぶくれができる労働者も多い
◇何も考えられずゾンビのように働く、アマゾンビ
数千ものスタッフが就く仕事の一つ、“ピッカー”という業務では、
棚に置かれた商品を集めて、顧客に発送しなければならない。
潜入したメールオンラインのスタッフは、
アマゾンの巨大な倉庫の中で1日11時半作業を9日間続けたそうだ。
スタッフの1人は、「スキャナーにこき使われて、次の棚番号以外何も考えない…
…それがすべて」と語る。
また別のスタッフは、「仕事が始まれば脳は置いていく。ゾンビそのまま」と証言する。
◇Amazon側は安全でポジティブな職場を提供していると主張
職場環境について、アマゾンは「安全でポジティブな職場」を提供していると反論する。
スタッフの安全と福祉こそが最優先事項であり、そうした環境だからこそ大勢の人が働きにくると話す。
クリスマス商戦には残業をしてもらい、それができない人には例外的な措置もあるが、
スタッフからの残業できない旨の要請はすべて受理されているという。
しかし労働組合会議のフランシス・オグラディ事務総長は、この件について、
「スタッフは機械ではなく、人間として扱われるべき」と発言し、
こうした管理体制が人々から尊厳を奪う文化を作っていることに対して懸念を表明している。
職場では相応の給与と環境が与えられるべきで、
トイレに行かせないための監視や懲罰による脅しは相応しくないと述べる。
今回の調査は、同社の過酷な労働環境に関する不満や、イギリスへの納税を、
可能な限り抑えるために国際的な立場を利用しているという批判を受けてなされたものだ。
つづく