>>14引きこもり関連:【ひきこもり】解剖医が「ミイラになった遺体」から考えた、この国の厳しすぎる現実https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00065555-gendaibiz-life■ミイラになった遺体この日、運ばれてきたのは40代の男性。解剖台に載せられた遺体を見ると、手足は乾燥してミイラ化している。死後2週間ほど経過しているように見える。法医解剖の現場では、死後2週間経過した遺体を解剖することは、珍しいことではない。最近は、私たちのところに運ばれてくる遺体の約半数は一人暮らしの人になった。一人暮らしをしていて何かの原因で急に亡くなれば、遺体が発見されるまでに時間がかかることになる。遺体が見つかった時には、体が腐敗していたり、ミイラ化していたり、中には白骨になっていたりすることもある。解剖台のミイラ化した遺体をながめながら、この男性も一人暮らしをしていたのではないかと思った。だが、遺体が見つかった時の状況を警察の人から聞くと、意外なことがわかった。男性は一人暮らしをしていたわけではなかった。両親と同居していた。親と同居していたのに、なぜ、体がミイラ化するまで遺体が見つからなかったのだろうか。20代の頃から、男性はほとんど自分の部屋にひきこもる生活をしていたらしい。大学を卒業して就職したのだが、職場の人間関係の不具合で退職した。その後、いろいろと仕事はしたようなのだが、結局のところ、部屋にひきこもるようになってしまった。ここ数年の間は、ほとんど両親と顔をあわすこともなかった。男性の部屋から物音がしないことを不審に思った親が部屋に入ってみると、ベッドからずり落ちるような格好で男性は亡くなっていた。体がミイラ化するほど時間が経っているので、解剖しても死因を明らかにすることは難しいだろう。そう思いながら、解剖を始めた。だが、死因はすぐにわかった。男性の死因は、肺炎だった。左右の気管支をメスで切り開くと、黄白色の膿汁がたまっていた。肺の中からも同じような膿汁が出てきた。男性は40代とまだ若い。病院で治療を受けていれば、肺炎で亡くなることはなかったかもしれない。だが、この男性は、病院で治療を受けることもなく、また、だれにも看取られることもなく、部屋でひっそりと亡くなってしまった。■ひきこもりをめぐる状況先日、元官僚の父親が、仕事をせずに同居していた息子を殺害するという事件があった。父親は、息子から暴力を受けていたともいわれている。亡くなった息子は44歳。父親は76歳。この事件が起こる前には、川崎で小学生の児童ら20人が路上で次々に刺され、小学生の女児一人と外務省の職員一人の計2名が亡くなるという事件があった。犯行後に自殺した犯人の男性は、51歳。最近10年以上、犯人はひきこもりの生活をしていたという。息子を殺害した元官僚の父親は、川崎の事件を知って、自分の息子も同じような事件を引き起こすのではないかと不安だったといっているようだ。内閣府の調査によると、自宅で半年以上閉じこもっている15*39歳の「ひきこもり」の人は約54万人。40*64歳の「ひきこもり」の人は約61万人にのぼる。最近では、ひきこもりの人の高齢化が進んでいる。80代の親が無職の50代の子の面倒をみる、いわゆる「8050問題」が話題となっている。法医学教室に運ばれてくるひきこもりの人には、こうした事件に関係して亡くなった人もいるが、その数はとても少ない。解剖台の男性のように、自宅でひっそりと亡くなった人が多い。今のところ、ひきこもりの人を解剖する時には、ひきこもりの人だけを解剖している。しかし、そのうち、状況は変わってくるだろう。ひきこもっている子が親よりも先に亡くなれば、ひきこもりの子だけを解剖することになる。だが、時間が経つと、ひきこもりの子を抱える親が先に亡くなるようなことがおこってくる。親が亡くなった時、ひきこもっている子は親の死を周りの人に伝えることができるのだろうか。もしそれができなければ、ひきこもっている子は生きていくことはできない。そうなれば、ひきこもりの子とその親の遺体が同時に見つかることになる。私たちのところへは親子二人が同時に運ばれてくることになるだろう。※以下、全文はソースで。
>>14引きこもり関連:
【ひきこもり】解剖医が「ミイラになった遺体」から考えた、この国の厳しすぎる現実
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00065555-gendaibiz-life
■ミイラになった遺体
この日、運ばれてきたのは40代の男性。解剖台に載せられた遺体を見ると、手足は乾燥してミイラ化している。
死後2週間ほど経過しているように見える。
法医解剖の現場では、死後2週間経過した遺体を解剖することは、珍しいことではない。
最近は、私たちのところに運ばれてくる遺体の約半数は一人暮らしの人になった。
一人暮らしをしていて何かの原因で急に亡くなれば、遺体が発見されるまでに時間がかかることになる。
遺体が見つかった時には、体が腐敗していたり、ミイラ化していたり、中には白骨になっていたりすることもある。
解剖台のミイラ化した遺体をながめながら、この男性も一人暮らしをしていたのではないかと思った。
だが、遺体が見つかった時の状況を警察の人から聞くと、意外なことがわかった。男性は一人暮らしをしていたわけではなかった。両親と同居していた。
親と同居していたのに、なぜ、体がミイラ化するまで遺体が見つからなかったのだろうか。
20代の頃から、男性はほとんど自分の部屋にひきこもる生活をしていたらしい。大学を卒業して就職したのだが、職場の人間関係の不具合で退職した。
その後、いろいろと仕事はしたようなのだが、結局のところ、部屋にひきこもるようになってしまった。
ここ数年の間は、ほとんど両親と顔をあわすこともなかった。男性の部屋から物音がしないことを不審に思った親が部屋に入ってみると、
ベッドからずり落ちるような格好で男性は亡くなっていた。
体がミイラ化するほど時間が経っているので、解剖しても死因を明らかにすることは難しいだろう。そう思いながら、解剖を始めた。
だが、死因はすぐにわかった。男性の死因は、肺炎だった。左右の気管支をメスで切り開くと、黄白色の膿汁がたまっていた。
肺の中からも同じような膿汁が出てきた。
男性は40代とまだ若い。病院で治療を受けていれば、肺炎で亡くなることはなかったかもしれない。
だが、この男性は、病院で治療を受けることもなく、また、だれにも看取られることもなく、部屋でひっそりと亡くなってしまった。
■ひきこもりをめぐる状況
先日、元官僚の父親が、仕事をせずに同居していた息子を殺害するという事件があった。
父親は、息子から暴力を受けていたともいわれている。亡くなった息子は44歳。父親は76歳。
この事件が起こる前には、川崎で小学生の児童ら20人が路上で次々に刺され、小学生の女児一人と外務省の職員一人の計2名が亡くなるという事件があった。
犯行後に自殺した犯人の男性は、51歳。最近10年以上、犯人はひきこもりの生活をしていたという。
息子を殺害した元官僚の父親は、川崎の事件を知って、自分の息子も同じような事件を引き起こすのではないかと不安だったといっているようだ。
内閣府の調査によると、自宅で半年以上閉じこもっている15*39歳の「ひきこもり」の人は約54万人。40*64歳の「ひきこもり」の人は約61万人にのぼる。
最近では、ひきこもりの人の高齢化が進んでいる。80代の親が無職の50代の子の面倒をみる、いわゆる「8050問題」が話題となっている。
法医学教室に運ばれてくるひきこもりの人には、こうした事件に関係して亡くなった人もいるが、その数はとても少ない。
解剖台の男性のように、自宅でひっそりと亡くなった人が多い。
今のところ、ひきこもりの人を解剖する時には、ひきこもりの人だけを解剖している。
しかし、そのうち、状況は変わってくるだろう。ひきこもっている子が親よりも先に亡くなれば、ひきこもりの子だけを解剖することになる。
だが、時間が経つと、ひきこもりの子を抱える親が先に亡くなるようなことがおこってくる。
親が亡くなった時、ひきこもっている子は親の死を周りの人に伝えることができるのだろうか。
もしそれができなければ、ひきこもっている子は生きていくことはできない。そうなれば、ひきこもりの子とその親の遺体が同時に見つかることになる。
私たちのところへは親子二人が同時に運ばれてくることになるだろう。
※以下、全文はソースで。