>>93米テキサス州銃乱射20人死亡 移民への敵意 背景の可能性も2019年8月4日 18時19分アメリカ南部、テキサス州の商業施設で3日、男が銃を乱射して20人が死亡した事件で、捜査当局は容疑者として拘束した21歳の白人の男が、移民への敵意を背景に犯行に及んだ可能性があるとして、男の関係先とみられる家を捜索するなどして動機の解明を進めています。3日午前10時ごろ、アメリカ・テキサス州のエルパソにある大型小売店「ウォルマート」で男が銃を乱射し、20人が死亡、26人がけがをしました。銃を乱射した男はかけつけた警察官にその場で拘束されました。捜査当局によりますと、男は現場からおよそ800キロ離れたテキサス州ダラス近郊出身の21歳の白人男性で、複数のメディアは男の名前はパトリック・クルシウス容疑者と伝えています。捜査当局は3日夜、男の関係先とみられるダラス近郊にある家を捜索し、犯行の動機の解明を進めています。また、この地域にあるコミュニティ・カレッジは2年前からことしの春まで同じ名前の学生が在籍していたと明らかにし、捜査に協力すると発表しました。また、アメリカの複数のメディアは、インターネット上に移民への敵意や犯行の計画を記した、男が投稿したとみられる文書がみつかったことを伝えています。エルパソ市の警察本部長は3日夜に行った会見で、この文書について「本当に男が投稿したものか確認ができていない」と述べたうえで、事件との関連を調べていることを明らかにし、人種や宗教に対する偏見にもとづく犯罪=ヘイトクライムの可能性について捜査していることを認めました。ヘイトクライムの事件深刻な社会問題今回の事件について、警察は人種や宗教上の偏見に基づいた犯罪、いわゆる「ヘイトクライム」との関連についても調べています。アメリカでは、ヘイトクライムとみられる事件が相次いでいます。先月、西部カリフォルニア州のフードフェスティバルの会場で、3人が死亡した銃の乱射事件では容疑者の19歳の男がインターネット上で白人至上主義をたたえる内容の投稿をしていたと伝えられています。ことし4月には、南部のルイジアナ州で黒人が通う3つの教会に火をつけたとして、白人の男がヘイトクライムの罪などで起訴されました。宗教施設がねらわれる事件も複数起きていて、ことし4月、カリフォルニア州のユダヤ教の礼拝所で、男が銃を乱射し、女性1人が死亡したほか、去年10月にも、東部ペンシルベニア州のユダヤ教の礼拝所が銃撃され、11人が死亡しています。アメリカのFBI=連邦捜査局によりますと、トランプ政権になった2017年に全米で確認されたヘイトクライムの件数は、前の年と比べて17%増えて7175件、被害を受けた人は8828人にのぼっていて、アメリカで深刻な社会問題となっています。人種や宗教上の偏見に基づく排他的な活動が増えていることについて、アメリカで差別や過激主義などの調査を行っている「南部貧困法律センター」は、トランプ大統領の差別的なことばと政策が影響していると指摘しており、アメリカで深まる社会の分断がこうした事件の背景にあるとみられています。(続く)
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米テキサス州銃乱射20人死亡 移民への敵意 背景の可能性も
2019年8月4日 18時19分
アメリカ南部、テキサス州の商業施設で3日、男が銃を乱射して20人が死亡した事件で、捜査当局は容疑者として拘束した21歳の白人の男が、移民への敵意を背景に犯行に及んだ可能性があるとして、男の関係先とみられる家を捜索するなどして動機の解明を進めています。
3日午前10時ごろ、アメリカ・テキサス州のエルパソにある大型小売店「ウォルマート」で男が銃を乱射し、20人が死亡、26人がけがをしました。
銃を乱射した男はかけつけた警察官にその場で拘束されました。
捜査当局によりますと、男は現場からおよそ800キロ離れたテキサス州ダラス近郊出身の21歳の白人男性で、複数のメディアは男の名前はパトリック・クルシウス容疑者と伝えています。
捜査当局は3日夜、男の関係先とみられるダラス近郊にある家を捜索し、犯行の動機の解明を進めています。
また、この地域にあるコミュニティ・カレッジは2年前からことしの春まで同じ名前の学生が在籍していたと明らかにし、捜査に協力すると発表しました。
また、アメリカの複数のメディアは、インターネット上に移民への敵意や犯行の計画を記した、男が投稿したとみられる文書がみつかったことを伝えています。
エルパソ市の警察本部長は3日夜に行った会見で、この文書について「本当に男が投稿したものか確認ができていない」と述べたうえで、事件との関連を調べていることを明らかにし、人種や宗教に対する偏見にもとづく犯罪=ヘイトクライムの可能性について捜査していることを認めました。
ヘイトクライムの事件深刻な社会問題
今回の事件について、警察は人種や宗教上の偏見に基づいた犯罪、いわゆる「ヘイトクライム」との関連についても調べています。
アメリカでは、ヘイトクライムとみられる事件が相次いでいます。
先月、西部カリフォルニア州のフードフェスティバルの会場で、3人が死亡した銃の乱射事件では容疑者の19歳の男がインターネット上で白人至上主義をたたえる内容の投稿をしていたと伝えられています。
ことし4月には、南部のルイジアナ州で黒人が通う3つの教会に火をつけたとして、白人の男がヘイトクライムの罪などで起訴されました。
宗教施設がねらわれる事件も複数起きていて、ことし4月、カリフォルニア州のユダヤ教の礼拝所で、男が銃を乱射し、女性1人が死亡したほか、去年10月にも、東部ペンシルベニア州のユダヤ教の礼拝所が銃撃され、11人が死亡しています。
アメリカのFBI=連邦捜査局によりますと、トランプ政権になった2017年に全米で確認されたヘイトクライムの件数は、前の年と比べて17%増えて7175件、被害を受けた人は8828人にのぼっていて、アメリカで深刻な社会問題となっています。
人種や宗教上の偏見に基づく排他的な活動が増えていることについて、アメリカで差別や過激主義などの調査を行っている「南部貧困法律センター」は、トランプ大統領の差別的なことばと政策が影響していると指摘しており、アメリカで深まる社会の分断がこうした事件の背景にあるとみられています。
(続く)