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310名無しさん???v 2019/04/29 19:48

「ニコ動離れ」はなぜ止まらないのか? 古参ファンの本音
4/26(金) 15:00配信

 KADOKAWAとドワンゴの経営統合から4年半、出版界とIT界の異色タッグは新たな局面を迎えている。今年2月にカドカワの川上量生社長が取締役に降格し、4月にはドワンゴはKADOKAWAの子会社になった。背景にあるのはドワンゴ運営の「ニコニコ動画」(以下、ニコ動)の低迷だ。



 カドカワの決算資料(2019年3月期)によれば、連結純損益予想は従来の54億円の黒字から43億円の赤字に転落。約55億円の黒字で好調な出版部門とは対照的に、「ニコ動」やスマートフォン向けゲーム「テクテクテクテク」などウェブサービスが足を引っ張った。

 ニコ動の低迷は、今に始まったことではない。会員数はピークだった2016年9月末の256万人から減少の一途を辿っており、2018年12月末時点で188万人まで減少。“ニコ動離れ”が止まらない状況だ。ニコ動がなぜこれほどまでに落ちてしまったのか。その要因を、かつてのファンたちの本音から探る。

 30代男性会社員・Aさんは、先日久しぶりにニコ動を開いた。ボカロPとしても知られたロックバンド・ヒトリエのwowakaさんが4月5日、急性心不全により亡くなったからだ。wowakaさんは、ニコ動で「ローリンガール」「裏表ラバーズ」など数々の名曲を手掛けてきた“ボカロPのレジェンド”と言っても過言ではない存在だった。

「大好きなボカロPの一人だっただけに、本当にショックでした。コメントを見ると、『ありがとう』にあふれており、ハートマークが流れると『職人おかえり』、タグの『永遠に評価されるべき』など、ニコ動独特の一体感による懐かしさも相まって、泣いてしまいました」(Aさん)

 2006年にサービスを開始した「ニコ動」。ボーカロイドの初音ミクや、ボカロP「ハチ」として活動していた米津玄師などを育んだ場所としても知られ、ネット文化を牽引してきた。しかし、今や動画サービスとしては「YouTube」に大差をつけられてしまっているのが実情だ。



 現在、YouTubeしか見なくなってしまったAさんだが、かつてはニコ動とYouTubeを使い分けていたという。ニコ動はコメントによって、アニメやボカロ曲、ゲーム実況などオタク同士で一体感を得たいとき、YouTubeはミュージックビデオやYouTuberを見たいときという具合だ。

「使い分けているうちは、まだよかったんです。でもニコ動のコメントがだんだん煩わしくなって、コメントをオフにするようなりました。あと、かつてのニコ動には、ここでしか見られないという独自のコンテンツがありました。でも、今はYouTubeで事足りてしまう」(Aさん)
クリエイター奨励プログラムがニコ動の雰囲気を変えた

 30代女性会社員・Bさんは、今でも時々昔好きだったMAD動画などを視聴するためにニコ動を見るというが、使いづらさを嘆く。

「正直、YouTubeと比較するのはナンセンス。ニコ動は画質が悪く、重たくなることも多々。プレミアム会員にして、ようやく“普通”に視聴できるという感覚です」(Bさん)

 もちろん、ドワンゴ側が何もしなかったわけではない。2017年11月、ニコ動4年ぶりの新バージョンとなる「niconico(く)」の発表会が行われた。しかし、ユーザーが望んでいた機能と乖離するものだったことから、残念がるファンは多かった。

「『niconico(く)』では、回線増強をはじめ、ログインなし視聴可、一般会員でもシーク(途中再生)可、動画やコメントを評価できる『ニコる』の復活など、様々な改善が行われました。でも、動画サイトがたくさんある今、ニコ動を選択する決め手がない印象です」(Bさん)

 クリエイターの収益を確立させる仕組みづくりの遅れも影響しているようだ。3DCG制作ツール「MikuMikuDance」を使用した動画MMDの投稿経験があるBさんは言う。

「MMDに限らず、作り手や生主たちが、動画再生数が伸びて収益率も高いYouTubeに主戦場を移していった気がします。事務所からスカウトを受けたという声も聞きます。ニコ動にもクリ奨(クリエイター奨励プログラム)がありますが、その複雑さと不透明さも課題。今からでも、もっと動画制作者に親切かつ好待遇の収益の仕組みをつくるべきです」(Bさん)

(続く

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