>>121竹中平蔵「経済成長に移民は不可欠、メイドさんがほしいとみんなも言っている」「人口減社会でも成長できる」田原:もう1つ、アベノミクスに反対している人たちが言っているのは、「人口減少社会で成長なんてあり得ない」ということだけど、これはどうですか?竹中:それは、1人当たりの所得は何%増えますか、ということですよ。つまり、生産性が何%増えますか、ということと、でも人口はたしかに減りますから、そこから人口の減少率を引けば、それがマクロの成長率になるわけです。だから、どっちが高いかの問題ですよ。労働生産性の伸び率って2%、3%とかできるでしょう。そこで、人口の減少率が1%弱だったら、それは成長するに決まっているじゃないですか。田原:つまり、人口減少社会でも成長があり得る、と。それと僕はいちばんの問題だと思うのは、つまり、長期と短期の問題をごっちゃにしているところだと思う。たとえば、30年後、50年後には今の人口が1億人を切って、8,000万人とか7,000万人になると、長期的には消費は落ちるでしょうね。でもそれと、短期の3年、4年の話とは違うでしょう。それをごっちゃにしているんじゃないか、と。竹中:それと、本当に10年、20年のタームだと、移民を受け入れればいいんですよ。それで、普通はアメリカでもオーストラリアでも成長戦略を議論する場合には、必ず最初に移民の問題を議論するんです。経済成長に必要な人材確保に移民受け入れの議論は不可欠田原:なんで移民の議論は出てこないんですか?産業競争力会議で移民の議論なんか出てこないじゃないですか。竹中:いや、私はしていますよ。他の人が賛成しないから出てこないんですね。私は産業競争力会議の議論で最後の最後まで言っています。「移民」という言葉だといろいろイメージするものがあるので、「経済成長に必要な人材確保と人材交流については、官房長官の下で長期の議論をする場所を作ってほしい」というふうに言っています。田原:多分、6月の中旬の報告には出てこないんじゃないの?竹中:わかりませんね、まさに今それをやっています。私はそのことは退かないでちゃんとやるべきだということを主張しています。田原:その場合、移民の規模はどのくらいですか?竹中:まだまったくその辺はわかりません。ただ、毎年毎年、2030年を過ぎると日本の人口って100万人強減ってくるんですよ。そうすると、たとえば私の学生、とくに女子学生なんかに「いちばん欲しいものは何か」と聞くと、ほとんどの人がメイドさんだって言いますね。だって自分が働くには必要ですから。ただし、ルールをちゃんとしないと社会が混乱するというのも事実ですよ。だから、ちゃんと議論しましょうと私は言っているわけで、無条件で受け入れるなんてことはできないですが、そんなふうにタブーを作っちゃいけないんですよ。現代ビジネス 2013年07月16日(火) 田原総一朗 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36315?page=4
>>121
竹中平蔵「経済成長に移民は不可欠、メイドさんがほしいとみんなも言っている」
「人口減社会でも成長できる」
田原:もう1つ、アベノミクスに反対している人たちが言っているのは、
「人口減少社会で成長なんてあり得ない」ということだけど、これはどうですか?
竹中:それは、1人当たりの所得は何%増えますか、ということですよ。
つまり、生産性が何%増えますか、ということと、でも人口はたしかに減りますから、そこから人口の減少率を引けば、
それがマクロの成長率になるわけです。
だから、どっちが高いかの問題ですよ。労働生産性の伸び率って2%、3%とかできるでしょう。
そこで、人口の減少率が1%弱だったら、それは成長するに決まっているじゃないですか。
田原:つまり、人口減少社会でも成長があり得る、と。それと僕はいちばんの問題だと思うのは、
つまり、長期と短期の問題をごっちゃにしているところだと思う。たとえば、
30年後、50年後には今の人口が1億人を切って、
8,000万人とか7,000万人になると、長期的には消費は落ちるでしょうね。
でもそれと、短期の3年、4年の話とは違うでしょう。それをごっちゃにしているんじゃないか、と。
竹中:それと、本当に10年、20年のタームだと、移民を受け入れればいいんですよ。
それで、普通はアメリカでもオーストラリアでも成長戦略を議論する場合には、必ず最初に移民の問題を議論するんです。
経済成長に必要な人材確保に移民受け入れの議論は不可欠
田原:なんで移民の議論は出てこないんですか?産業競争力会議で移民の議論なんか出てこないじゃないですか。
竹中:いや、私はしていますよ。他の人が賛成しないから出てこないんですね。
私は産業競争力会議の議論で最後の最後まで言っています。
「移民」という言葉だといろいろイメージするものがあるので、
「経済成長に必要な人材確保と人材交流については、官房長官の下で長期の議論をする場所を作ってほしい」
というふうに言っています。
田原:多分、6月の中旬の報告には出てこないんじゃないの?
竹中:わかりませんね、まさに今それをやっています。
私はそのことは退かないでちゃんとやるべきだということを主張しています。
田原:その場合、移民の規模はどのくらいですか?
竹中:まだまったくその辺はわかりません。ただ、毎年毎年、2030年を過ぎると日本の人口って100万人強減ってくるんですよ。
そうすると、たとえば私の学生、とくに女子学生なんかに「いちばん欲しいものは何か」と聞くと、
ほとんどの人がメイドさんだって言いますね。だって自分が働くには必要ですから。
ただし、ルールをちゃんとしないと社会が混乱するというのも事実ですよ。
だから、ちゃんと議論しましょうと私は言っているわけで、無条件で受け入れるなんてことはできないですが、
そんなふうにタブーを作っちゃいけないんですよ。
現代ビジネス 2013年07月16日(火) 田原総一朗
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36315?page=4